2020/03/17 17:08 カテゴリ:ルート
涙やけ・ひげやけの要因については、諸説ありますが、大きな要因はフードにあると考えられます。脂肪分が多いフードを食べているワンちゃんに涙の量が多かったり、目ヤニが出やすい傾向が見られがちです。
また、フードの『酸化』という現象も重要なポイントです。
『酸化』とは…例えば、釘がサビる・リンゴの断面が変色する・輪ゴムがボロボロになる等といった現象です。この『酸化』を引き起こす条件として、空気中の酸素の影響はもちろん、さらに熱や光などが加わると、よりいっそう進行します。食べ物の『酸化』は、本来の美味しさが損なわれてしまうばかりか、悪臭・異味の発生、栄養成分の減少などが問題となります。
人間の世界では、食品が消費者の手に届くまでに生じる『酸化』を極力抑えられるよう、メーカーや販売者側は、さまざまな技術を駆使しています。(製造、流通、店頭での商品陳列状況など)
一方、ペットフードはどうでしょうか。「ヒューマングレード(人間の食品と同等レベル)」が当たり前と謳われているわりに、原材料段階での酸化防止対策が不十分だったり、パッケージがお粗末で流通や陳列の状況により劣化が進みまくっていることもしばしば。
それを食したワンちゃんの体からサビが出て、涙やけやひげやけが起きてしまう…そして涙やけだけではなくサビは体に蓄積され、病気の引き金にもなります…